2017年07月12日

中津村開拓日誌・第4号−2(1998年4月発行)

今回のテーマは「自然環境への適応能力の解明」。

なんのこっちゃ。
私たち家族の住む環境についてお話しするだけのことです。

これまでの号で書いてきた通り、自然がいっぱいです。
しかし、自然の中ゆえにいろんな不便があるのです。

電気はいまやどこでも引けます。
住む家より1km以内に電柱があれば、ただで引いてくれます。
無くても1mごとに幾らかのお金を払えばいいのです。

幸いうちは、村道沿いに電柱がありましたので、
問題はありませんでした。

電話も大丈夫。
ただ、電話線が川を渡らなければいけないので、
ちょっと時間がかかりましたけど。

ガスはもちろんプロパン。

問題は、水でした。
上下水道もちろん無し。
井戸を掘る予定だったのですが(
私がではありません。工事の人です。)、
掘っても出るかどうかわからないと言うのです。

そこで予備の手段として考えられていた、
山の涌き水を摂る方法にチェンジ。

「わぁ〜、涌き水なんて美味しそう!」と思うのは、都会人の浅はかさ。
いまや日本の水は汚染され、
よほど山奥に行かないと、美味しい水はありません。
うちが摂っている水もやはり大腸菌などがいるのです。

そこで、蛇口から水が出るまでの仕組みを。

涌き水をパイプで大きなタンクに溜めていき、
そこからポンプで家の水道へと引き上げるのです。

ポンプといっても、「となりのトトロ」に出てきた
昔の手押しポンプではありません。
電気を使っています。

上がって来た水は「除鉄器」という名の濾過器を通り、
「滅菌器」という名の消毒装置から出て来る塩素を注入し、
蛇口へとやって来るのです。

つまり、都会と同じ方法で水がつくられるわけです。
まあ、都会の汚い川の水よりはいいですが……。

排水はどこへ行くかというと、
合併浄化槽でバクテリアによって分解され、
ある程度きれいになって外へ流されます。

かなり有効な手段だそうですが、完璧ではありません。
現時点ではもっともいいのですが……。

次に周辺のことを解説しましょう。

家の玄関側は、村道。眼の前には山があります。
反対側は日高川で崖のように落ち込んでいます。

通称「鳴滝」と言われるぐらい、岩場で水の音がうるさいのです。
のんびり水遊びのできるようなところではありません。

秋には、落ち鮎を捕る仕掛けが取付けられています。
いま頃からは「ハイ」と呼ばれる小魚が、
毛針や御飯粒で釣れるそうです。

からあげが美味いらしい。
まだやっていないので、今年は庭から釣りをしようと考えています。

その崖には“山蕗”や“いたどり”が出ています。
これも見逃せません。

知らない人は辞書をどうぞ。
他にも山菜はあるようですが、私たちにはわかりません。
また誰かに教えてもらおうっと。

花もいろいろと咲き乱れています。
彼岸花の季節には、真っ赤な花が道の両側につらなり、それは見事です。

また、うちの崖には杉が何本かあるので、
いずれは切り倒してあげようと思っています。

「そんな可哀相な!」と思われるかもしれませんが、
日本には杉が多すぎ、なんてね。

竹が少しあるので、これを増やして竹林にしたいのです。
涼しそうでしょ。

どうです。やっぱり田舎はいいでしょ。
動物のご遺体があったって、それ以上に得るものは大きいのです。
またご遺体があったらどうしよう。

posted by 遊酔 at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 回顧・中津村開拓日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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